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グラーツで閉会式が行われました。開会式は雨の中、立ちっぱなしで大変でしたが、閉会式は椅子席でゆっくりと座って、様々なエンターテインメントを楽しみました。途中では、ウェイヴも起こり、会場を何周もするなど、大変盛り上がりました。
2019の夏の世界大会はUAEのアブダビで開かれますので、SO旗が引き渡された後、アラブの文化紹介もありました。暑さが厳しいので、通常より早く5月に開催されます。どんな大会になるでしょうね。
最後には、シュワルツェネッガーさんも登場し、Now, you will leave.オーストリアを旅たちます。But you say, "I’ll be back.”でも、こう言います。「戻ってきます」と言う映画の中の有名なセリフであいさつを締めました。
今回熊本のアスリートの2人は、結果に違いはありますが、一生懸命に走りました。そして、その時の最大限の力を発揮し、彼らの持つ潜在能力を自分の力で引き出しました。それを可能にしたのは、世界大会という舞台であり、観客の声援の力でした。レースの始まる前は、アナウンサーが盛り上げ、レース中は、観客のHop, hop. Go, go, go.という後押し、ファミリー応援団の頑張れ‼という声に後押しされ、ものすごい力を発揮しました。以前から世界大会はアスリートを成長させると言う言葉を強く実感しました。
この素晴らしい大会に参加資格がありながらも、職場からの休みがもらえない、個人負担のお金を出せないと言う理由で、諦めなくてはならないアスリートがいなくなる社会環境作りをすることが、スペシャルオリンピックスに関わる人たちの責務だと思います。その経済的負担を軽減するために、世界大会旅費支援をクラウドファンディングを立ち上げ、アスリート1人につき13,000円の支援を生み出してくれた熊本大学の堤優太さんに心より感謝したい。
https://a-port.asahi.com/projects/WG2017Austria/
熊本のアスリートの皆さん、世界大会への扉は全ての人に開かれています。日頃の練習の積み重ねが、世界の舞台での大きな成長に繋がることを信じ、頑張りましょう。(文責 広報担当 吉田)