6月4日、今年度3回目となるコーチクリニックを初めて宇城市で開催しました。現在宇城ブランチには35名ほどのアスリートが登録をしていますが、指導をするコーチが不足している為、コーチの育成が即急の課題となっていました。
スペシャルオリンピックス(SO)のコーチクリニックの特徴は、競技を学ぶだけではなく、SOの使命や歴史、特徴そして組織活動について学ぶ「ゼネラルオリエンテーション(GO)」と、知的障がいに関する基本的な理解やサポート方法を考える「アスリート理解(A)」という講座があることです。
コーチクリニックにはGO・A担当のトレーナーと各競技のトレーナーがSO日本から派遣されます。競技の講義では、競技の特性、SOコーチの役割、アスリートへの指導法、SO競技ルール、競技会などについて学び、また、実技では基本的な技術の習得、アスリートの指導法、留意点、様々なトレーニング方法について学びます。
今回の陸上と水泳競技のコーチクリニックには宮崎市からの参加者3名を含む約40名の参加がありました。午前中は「ゼネラルオリエンテーション」と「アスリート理解」の講義があり、参加者からは「涙がでました。今日は来てよかった。」という感想も聞かれました。実技では暑い中、流れる汗を拭き々々、お互いのフォームを確かめ合ったり、トレーナーに活発な質問が行われるなど参加者には有意義な一日となりました。
陸上競技(実技)コーチクリニック風景
スタート時のフォームとルールについて
水泳競技
コーチクリニックを受講した人にはトレーナーより当該競技の修了書が授与されます。